キネシンヘテロダイマーの運動速度と、頭部の速い結合解離による「ホッピング」
08/09/24, 15:00 (理学部3号館6階数理生物学セミナー室)
2つの相同な頭部を持つキネシン分子モーターは、微小管上を単分子で運動することができ、これをプロセッシブ運動と呼ぶ。キネシンのプロセッシブ運動における2つの頭部の寄与を明らかにするために、加世田らは、キネシン頭部のチューブリン結合ループに変異を含んだ変異体ホモダイマーおよびヘテロダイマーを作成した。運動解析によると、ヘテロダイマー単分子の運動速度と最大張力は、いずれも野生型と変異体ホモダイマーの中間であった(PNAS USA 99, 16058, 2002)。
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