共依存的ダイナミクスとしての生命の論理ーー種分化を中心としてーー

金子 邦彦(東大・院・総合文化)

02/01/16, 14:00- at Room No.3521 (5th floor of the 3rd building of the Faculty of Sciences)



生命の普遍的な性質を、適度に内部自由度を持った要素が増殖をしていく際にも たざるをえない、部分と全体のダイナミックな循環構造としてとらえようとして いる。そのために、実験、モデル、理論の3面で生命システムを構成しながら、 それがみたすべき論理を、探っている。この方向で現在進行中のテーマを概観し たあとで、特に(同所的)種分化を議論する。相互作用によって誘起された表現型 可塑性の遺伝的固定により種分化が生じることを理論、モデルから示し、実験的 検証の可能性を議論する。