カオス結合系の集団運動
守田 智 (静岡大学工学部システム工学科)
CENTER>3月4日 (木)  午後 3:00-4:00
時々刻々変化する自然現象は、自由度の大きい力学系モデルを用いて表現でき ると期待される。 自由度の大きい場合には、系を構成するエレメント自体の運動から 予想もできないような秩序構造が しばしば見られる。
ここでは大自由度カオスを示す力学系モデルを取り上げ、そこで見られる集団的な 運動について考える。 特に理論的な解析が比較的簡単な大域結合テント写像系を 用いて 団運動の発生メカニズムについての結果を紹介する。