九州大学数理生物学研究室

メンバー紹介

波江野 洋(はえの ひろし)

波江野 洋(はえの ひろし)

所属:九州大学理学研究院生物科学部門数理生物学研究室

ウェブサイト

役職:助教

所属学会:日本数理生物学会、American Association for Cancer Research

連絡先:haeno[at]kyushu-u.org
※[at]を@に置き換えて下さい。

略歴

2005年 早稲田大学 教育学部理学科生物学専攻 卒業 学士取得
2005年 九州大学 大学院理学府生物科学専攻 入学
2007年 九州大学 大学院理学府生物科学専攻 修士取得
2008年-2010年 メモリアルスローンケタリング癌センター 計算生物学部門へ研究留学
2008年-2010年 日本学術振興会特別研究員(DC2)
2010年 九州大学 大学院理学府生物科学専攻 修了 学位取得(理学博士)
2010年-2012年 ダナファーバー癌研究所において学術研究員
2013年1月-3月 九州大学 学術研究員
2013年4月- 九州大学 助教

研究内容

現代の主要な死因であるがん。がん細胞が正常な細胞・組織のなかから生まれてくる過程や、がんが病気として発見されるまで悪性化していく過程、がん診断後に投薬を行うにもかかわらず人を死に至らしめる過程など、がんの様々な面について、数多くの研究が行われています。私は数理モデリングという手法を用いて、がん発生/進行のメカニズムや、がんを抑えるための最適な治療戦略などを研究しています。

業績

査読論文

(10) Yamamoto KN, Hirota K, Takeda S, Haeno H. (2014) Evolution of Pre-Existing versus Acquired Resistance to Platinum Drugs and PARP Inhibitors in BRCA-Associated Cancers. PLoS One, 9(8):e105724
(9) Haeno H, Maruvka YE, Iwasa Y, Michor F. (2013) Stochastic tunneling of two mutations in a population of cancer cells. PLoS One, 8(6):e65724.
(8) Iwami S*, Haeno H*, Michor F. (2012) (*co-first authors). A race between tumor immunoescape and genome maintenance selects for optimum levels of (epi)genetic instability. PLoS Comput Biol 8(2):e1002370.
(7) Haeno H*, Gonen M*, Davis MB, Herman JM, Iacobuzio-Donahue CA, Michor F. (2012) (*co-first authors). Computational modeling of pancreatic cancer reveals kinetics of metastasis suggesting optimum treatment strategies. Cell 148(1-2):362-75.
(6) Hambardzumyan D*, Cheng YK*, Haeno H*, Holland EC, Michor F. (2011) (*co-first authors). The Probable Cell of Origin of NF1-and PDGF-Driven Glioblastomas. PLoS One 6(9):e24454.
(5) Klinakis A, Lobry C, Abdel-Wahab O, Oh P, Haeno H, Buonamici S, van De Walle I, Cathelin S, Trimarchi T, Araldi E, Liu C, Ibrahim S, Beran M, Zavadil J, Efstratiadis A, Taghon T, Michor F, Levine RL, Aifantis I. (2011). A novel tumour-suppressor function for the Notch pathway in myeloid leukaemia. Nature 473, 230-3.
(4) Haeno H, F. Michor (2009). The evolution of tumor metastases during clonal expansion. J Theor Biol 263, 30-44.
(3) Haeno H, R. L. Levine, D. G. Gilliland, F. Michor (2009). A progenitor cell origin of myeloid malignancies. Proc Natl Acad Sci USA 106, 16616-16621.
(2) Haeno H, Y. Iwasa, F. Michor (2007). The evolution of two mutations during clonal expansion. Genetics 177, 2209-2221.
(1) Haeno H, Y. Iwasa (2007). Probability of resistance evolution for exponentially growing virus in the host. J Theor Biol 246, 323-331.

日本語論文等

(8) 波江野 洋、山本 君代 「がん進展過程における薬剤耐性獲得の数理モデル」2014年9月
がん分子標的治療 Vol. 12, No. 3, p324-p329
(7) 波江野 洋、山本 君代 「がんにおける突然変異蓄積過程の数理モデル」2014年7月
実験医学増刊号 Vol. 32, No. 12, p208-p212
(6) 波江野 洋 「突然変異の蓄積を含むがんの動態の数理モデリング」2013年10月
実験医学 Vol. 31, No. 18, p2939-p2944
(5) 岩見 真吾、佐藤 佳、合原 一幸、波江野 洋、錦織 桃子、高折 晃史、小柳 義夫 「細胞のダイナミクスを記述する──疾患研究のイノベーションへ」2013年10月
科学 Vol. 83, p1184-p1189
(4) 波江野 洋 「がん細胞の進化に関する数理的研究」2011年1月
Newsletter of the Japanese Society for Mathematical Biology 日本数理生物学会発行 No. 63, p12-19
(3) 福井 義高、小嶋 雄太、波江野 洋、成尾 佳美 「癌因子制御の数理モデル : 力学系の視点から (新しい生物 数学の研究交流プロジェクト)」2008年5月
数理解析研究所講究録1598 p29-p35
(2) 波江野 洋、川口 喬、李 聖林、清水 貴彦 「細胞分化モデルの探索(新しい生物数学の研究交流プロジェクト)」2007年5月
数理解析研究所講究録1556 p138-p147
(1) 波江野 洋 「指数増殖しているウィルスが薬剤耐性を獲得している確率に関する数理的研究」2007年4月
Newsletter of the Japanese Society for Mathematical Biology 日本数理生物学会発行 No.52 別冊 p48-p49

賞罰

日本数理生物学会研究奨励賞 (2013)

現在・過去の競争的研究資金

[8] 佐川がん研究助成
B細胞リンパ腫において多様な病型を生み出す遺伝子変異作用機序の解明とその臨床応用、代表者:波江野洋
平成26年度
[7] 国立がん研究センター がん研究開発費
がん情報生物学・生物統計学研究基盤の構築、代表者:柴田龍弘(分担者:波江野洋)
平成26年度
[6] 文部科学省 新学術領域研究・総括班
ステムセルエイジングから解明する疾患原理の総括班、代表者:岩間厚志(分担者:波江野洋)
平成26年度〜平成30年度
[5] 文部科学省 新学術領域研究・計画研究
ステムセルエイジングに伴う発がんメカニズムの数理的解明、代表者:波江野洋
平成26年度〜平成30年度
[4] 九州大学 研究者招聘・派遣プログラム
膵癌の数理モデル研究における大規模データ解析技術の習得、派遣先:コロラド大学、代表者:波江野洋
平成25年度
[3] 文部科学省 研究活動スタート支援
造血組織における多様な発がん過程の網羅的シミュレーション解析、代表者:波江野洋
平成25年度〜平成26年度(平成26年度は辞退)
[2] 内閣府 最先端研究開発支援プログラム
複雑系数理モデル学の基礎理論構築とその分野横断的科学技術応用、代表者:合原一幸(分担者:波江野洋)
平成25年度
[1] 日本学術振興会 科学研究費補助金DC2(特別研究員奨励費)
ヒト体内での進化の数理的研究:発がんおよび薬剤耐性獲得機序の解析、代表者:波江野洋
平成20年度〜平成21年度

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