解答:我々の免疫系の多様度はどのように加速されているのか

武田裕彦(九大・理・生物)

01/06/05, 13:30- at Room No.3631 (6th floor of the 3rd building of the Faculty of Sciences)



 「微小重力環境などのストレスが生体システムに与える影響の理論的解析」 という主題に基づく研究の現状について報告いたします。 私は上の手法を、その抗原処理過程に 「かなりたくさんの diversity をもたらす局所」を持つ 「脊椎動物」に適用する、というアイデアを持っていて、これをまっすぐ 押し抜くことをこれからの課題にしよう、と考えています。 微小重力環境においては、どの生物もその浮遊状態において環境との 共存共栄を求められることが知られています。そのような状況に多世代 おかれた結果として現れる(ことが期待される)形質について 数理モデルを用いて調べるのです。 この課題を支持する状況証拠としては 「捕食者は繁殖価の最も低い齢を選んで捕食するのが被食個体群の成長量の低下  を最小にとどめ最大の捕食効果を上げ得るなどと判断する際の指標として最近  広く使用されている。」 (フィッシャーの繁殖価(1930)について) という言明があり、生命科学の現状に一気に届くかどうかは別にして (^^; この形の主題にまじめに取り組むことは 「個別の検証になだれ込む前に、純粋なイメージを膨らませる余地を与えておく」 という意味で通常の生命科学に取り組む上でも効果的なのではないか、と考えます。