It is Not necessarily a road less traveled.
武田 裕彦(九大・理・生物)
02/02/12, 13:30- at Room No.3631 (6th floor of the 3rd building of the Faculty of Sciences)
「微小重力環境などのストレスが生体システムに与える影響の理論的解析」という 主題に基づく研究の現状について報告いたします。 片方の端にソクラテスの問い、もう片方の端にジーザスの教え、間にあるのはなー んだ?という形のなぞなぞがあります(答えは例えばユークリッド幾何です :-)。 ... ... 片方の端に宇宙基地、もう片方の端に地上基地、間にあるのはなーんだ? 片方の端に先天免疫系、もう片方の端に獲得免疫系、間にあるのはなーんだ? ... ... という形の応用問題にできるだけ厳密に取り組んでみる、ということを課題に、生 体における重力直轄領の成立を植物圏と動物圏の対比に基づいて論ずることを試みま す。 この問題は片方の端に1970年代、もう片方の端に2000年代、間にあるのはなーん だ?という形に読み替えることも可能です。生命科学の現状に一気に届くかどうかは 別にして (^^; この形の主題にまじめに取り組むことは「個別の検証になだれ込む前に、純粋なイ メージを膨らませる余地を与えておく」という意味で通常の生命科学に取り組む上で も効果的なのではないか、と考えます。 |