解答:五つの公準上のアリア Air on the 5 postulates

武田 裕彦

(Mathematical Biology, Department of Biology, Kyushu University)

02/11/12, 13:30- at Room No.3631 (6th floor of the 3rd building of the Faculty of Sciences)


今回の報告ではユークリッドの五つの公準を例にとって、
無脊椎動物との差分から脊椎動物の体制を設計する
ことについて丁寧に説明を試みたく思います。

第一公準:二つの点を結ぶ線分を引く(ことが要請される)
第二公準:線分はより長く延長できる(ことが要請される)
第三公準:線分の一端を固定して円を描く(ことが要請される)
第四公準:全ての直角は合等しい(ことが要請される)
第五公準:平行線の一意性(が要請される)

第一公準:原腸陥入は体制構築における危うい局所点の一つである(ことが要請される)
第二公準:体制構築における危うい局所点はできる限り減らしても Large N は残る
(ことが要請される)
第三公準:体制の成立には危うい局所点を制御するため自己を登録する機構が必要である
(ことが要請される)
第四公準:成立した内骨格体制(二重化された空間)を危うい局所点の集合として維持する
(ことが要請される)
第五公準:液性免疫と細胞性免疫の機序の間にはある種の対応関係がある(ことが要請される)