三村昌泰(広島大学・院・理)
11月25日 (木) 午後4:00から
理学部3号館 5階 生物学会議室
微少重力場において、熱拡散と較べて非常に遅い拡散性の希薄物質の燃焼は通常我 々が観察するローソクの芯が燃えるような燃焼形状と全く異なり、ゆらゆらした火の 玉のようなパターンが現れ、それらは時間と共に、更にちぎれて小さい火の玉となっ ていくことが観察されている。ここでは、このような火の玉パターン生成は実は、硬 い寒天上で、劣悪な栄養条件のもとで枯草菌が示す樹枝状コロニーと同じ機構で起こっ ているのではないかということを数理モデルを用いた数理の世界から論じてみたい。 |