本編では主に調査について書きましたが、ここでは調査中、印象的だった台湾の食事について少し書くことにします。
植物の種で作ったゼリー
夜市の出店で売られていたゼリーが入った飲み物。愛玉と呼ばれるこのゼリーはある特殊な植物の種子から作られているらしく、お店の方が種からゼリーができるまでを説明してくれました。汁の部分ははちみつレモンのような味がありましたが、ゼリー自体には味がなく食感を楽しむもののようです。
卵のお茶煮
日本のコンビニでは冬になるとレジの横におでんがありますが、台湾では同じポジションに鍋が置いてありたくさんの茶色い卵が殻ごと煮られていました。これは卵を殻ごとお茶の葉と一緒に煮たもので、物珍しさに思わず買ってしまいましたが、独特な風味に正直好みが分かれそうです。現地の共同研究者の方がお母さん直伝の作り方を教えてくれました。
カットフルーツ
道端の出店で売られていたカットフルーツ。中身はレンブ、ドラゴンフルーツ、メロンでした。レンブは日本ではあまり見かけないフルーツでしたが、リンゴに近い風味でサクサクした食感があり美味しかったです。
蛋餅(ダンピン)
小麦粉ベースのモチモチの生地に卵や玉ねぎなどの具材を挟んで焼いたもの。朝ごはんの定番だとか。みたらし風のタレをかけて食べます。
排骨(パイクー)弁当
高雄から台北へ向かう帰りの新幹線で食べた駅弁。骨付きの豚肉を角煮風に煮たものがご飯の上にのっています。台湾で食べた豚肉を焼いたり煮たりした料理はどれも(おそらく八角?)特有の風味があり、この弁当も須く同様のテイストでした。またこの匂いか。。とその時は感じましたが、日本に戻って1ヶ月たった今、少し寂しい気がして不思議です。
台湾流おにぎり
野外調査時のお昼ご飯として携帯したおにぎり。日本のものに比べるとかなり大きくお茶碗2杯分くらいはありそう。食べ応えがありました。