第9回数理生物学シンポジウム

2000年4月24日更新



開催日:1999年10月14日から16日
場所:東京大学大学院数理科学研究科大講堂



講演要旨および本文は,PDF形式のファイルで公開しています.
読みとるためには,Adobe 社のフリーソフト Acrobat Reader が必要です.



*講演者名およびタイトルが太文字となっているものについては,
 講演要旨およびその内容が公開されているものです.
  をクリックすると,要旨や本文が読めます.
*本文や要旨へのアクセスに時間がかかるようでしたら,試しにこのページからアクセスしてみて下さい.
現在でも原稿を受け付けております.原稿の送付方法については,ここをクリックして下さい.



10月14日(木)10:00--12:30 一般講演1             上へ 下へ  

  1. 小島久恵,樫森与志喜,神原武志 (電気通信大)
    雑草の繁殖戦略の適応進化シミュレーション
  2. 中山木綿(東京大),瀬野裕美(奈良女子大),松田裕之(東京大)
    植物個体群における2倍体とアポミクト3倍体の共存可能性
    (A Population Dynamic Model for Facultative Agamosperms) 
  3. 若野友一郎,山村則男(京大生態研センター)
    囚人のジレンマゲームにおいて、協力行動を実現する進化的に安定な学習戦略
  4. 濱口弓佳,高須夫悟(奈良女子大),坂井陽一 (九州国際大) ,重定南奈子(奈良女子大)
    ハレム魚類の性転換戦略に関する数理的研究
  5. 鈴木麗璽,有田隆也(名古屋大)
    学習が進化の過程に与える影響に関するシミュレーション解析 
     
  6. 松浦弘幸(政策研究大学院大),中野正博(産業医科大)
    確率共鳴原理で動作する筋肉系の機械効率



 10月14日(木)13:30--16:30 オーガナイズドセッション1             上へ 下へ

「山口先生追悼」(オーガナイザー:稲葉寿)

  1. 三村昌泰(広島大)
    競争・拡散方程式系の棲み分け解について
  2. 森田善久(龍谷大)
    弛緩振動からバースト振動へ
  3. 細野雄三(京都産業大)
    反応拡散方程式の進行波解の速度はどのようにして決まるのか



10月14日(木)16:40--17:40 特別講演             上へ 下へ
Dmitrii O. Logofet(IFARAN, Russia)
Markov chains as models for succession:classic paradigm and new developments


10月15日(金) 9:00--12:30 一般講演2             上へ 下へ

  1. 木崎伸也,香取眞理 (中央大学)
    森林の林冠ギャップの空間分布とイジング模型
  2. 藤曲哲郎(金沢大学)
    個体群動態における密度依存の多重性について
  3. 佐竹暁子,厳佐庸(九州大), Stephen Hubbell(Princeton Univ.)
    熱帯季節林(BCI)50haプロットの時空間林冠動態の解析 
     
  4. 大澤恭子,高須夫悟(奈良女子大),川崎廣吉(同志社大),重定南奈子(奈良女子大)
    競争系の多様性と撹乱の効果---コンパートメント・モデルによる数理的研究
  5. 久保香子,高須夫悟,重定南奈子(奈良女子大)
    閉鎖系における硝化細菌の定着に関するコンピュータシミュレーション
  6. 鈴木泰博 (東京医科歯科大),高林純示(京都大 ),田中博 (東京医科歯科大)
    抽象化学反応系を用いた生態学における三者系の研究
  7. 丹羽洋智(農林水産省水産工学研究所)
    群れは雁行形態をどのように維持するか? 
     
  8. 今 隆助,竹内康博(静岡大学)
    宿主の侵入による宿主-寄生者系の構造の変化 
     
  9. 向草世香,巌佐庸(九州大)
    環境の空間異質性が種の共存に及ぼす影響


10月15日(金) 13:30--15:00 一般講演3             上へ 下へ

  1. 中島久男(立命館大),米島香織,瀬野裕美(奈良女子大)
    間欠的競争関係にある2種系の絶滅と共存
  2. 宇野民幸 (名古屋大学)
    3種ロトカ・ボルテラ系における大域的挙動のロバスト性について 
     
  3. 山下仁(九州大学),厳佐庸(九州大)
    アダプティブ・マネジメント: 絶滅リスクにどう対処するか
  4. 中桐斉之(茨城大学),田尾知巳,泰中啓一(静岡大学)
    生態系におよぼす生息地破壊の影響


10月15日(金) 15:00--17:00 ポスターセッション             上へ 下へ

  1. 木崎伸也,香取眞理 (中央大学)
    ワタリバッタの相変異のモデル化
  2. 瀬野裕美,佐藤葉子(奈良女子大)
    Galton-Watson分枝過程による姓の存続性に関する数理モデル解析:
            日本の姓の存続性 
     
  3. 吉田勝彦(東京大)
    構成要素が進化する相互作用網における多様性変動の数値実験
  4. 佐藤一憲(静岡大学),松田裕之(東京大学海洋研究所)
    生息地の破壊による個体群の絶滅確率の推定 
     
  5. 土居雅広,府馬正一,石井伸昌,坂下哲哉,宮本霧子,武田洋,中村裕二(放射線医学研),川端善一郎(京都大)
    微生物制御実験生態系における個体群動態の環境負荷への応答特性モデル 
     
  6. 村西 秀規,竹内康博(静岡大)
    移動を伴うLotka-Volterraモデルの安定性解析
  7. 稲田喜信(東大先端科学技術研究センター)
    魚群行動の安定性の評価
  8. 田尾知巳,泰中啓一(静岡大)
    コンタクトパーコレーションプロセス:サイト過程
  9. 泰中啓一(静岡大)
    囚人のジレンマゲームにおけるメタ個体群動態
  10. 梯正之(広島大)
    性行為感染症の数理モデル−簡単なモデルはどこまで有効か?
  11. 小林亮(北海道大),本多久夫(兵庫大)
    卵黄嚢表面における血管分岐系形成のモデル
  12. 高木拓明,金子邦彦(東大)
    遺伝暗号系進化への相互作用的アプローチ
  13. 稲葉寿(東京大)
    「山口先生メモリアル」展示
  14. 高松敦子(理研), 藤井輝夫(東大生研, 理研), 遠藤 勲(理研)
    真正粘菌変形体による生きた結合振動子系の構築と時間遅れの効果
  15. 中垣俊之(理化学研究所),山田裕康(理化学研究所,北大・電子研)
    迷路の中の粘菌行動
  16. 石田好輝(豊橋技科大)
    Nowak-MayのHIV-T細胞相互作用モデルと抗原多様性閾値について
    (Note On Diversity Threshold in Nowak-May Model of the Interactioon between HIV and T-Cell CD4
    +
     )
     
  17. 小野直亮(東京大)
    原始細胞の発生と進化モデル
  18. 橋本康(東京大)
    Imitationによるheteroclinic chaosの摂動
  19. 時田恵一郎(大阪大)
    Extinction and speciation in dynamical system of evolution
  20. 松本亜沙子(東京大)
    完全変態類と不完全変態類の進化モデル
  21. 林俊一(横浜国大)
    拡張された更新切断を用いたコンタクトプロセスの生存確率の評価
  22. 宇野民幸(名古屋大)
    「朝日新聞1999年7月28日夕刊記事」展示
  23. 浦野将人(横浜国大)
    3種Lotka-Volterra格子モデルの相関不等式と共存・非共存
  24. 川東真人(横浜国大)
    植生遷移モデルの密度分布と相関不等式
  25. 小暮将規(横浜国大院)
    方向性のあるパーコレーションのピボタルボンドについて
  26. 高橋佐良人(横浜国大院)
    Nonattractive確率セルオートマトンのHarris-FKG不等式とBFKL不等式
  27. 小松正(北海道大)
    属のランク−サイズ関係はフラクタル分布を示す
  28. 原田耕治(東京大)
    免疫ネットワークモデルにおける特異性の進化


10月16日(土)9:00--12:15 一般講演4             上へ 下へ

  1. 関村利朗(中部大)
    蝶の羽におけるパターン形成
  2. 吉澤貴史(電気通信大)
    タスクに依存した空間情報を表現するマップ形成における扁桃核の役割
  3. 皆川真徳,樫森与志喜,神原武志(電気通信大学)
    体表面で受容した情報に基づく電気魚の距離検地の神経機構
  4. 樫森与志喜,神原武志(電気通信大)
    弱電気魚の混信回避行動における中枢での体表面情報の統合機構
  5. 神原武志(電気通信大学)
    免疫系における記憶と寛容の統一的モデル
  6. 石井一成(名古屋大),松田博嗣(九州大)
    分子進化の定常進化速度と置換数の分散指数
      ── 一般公式といくつかの変動環境集団遺伝学モデルへの適用例 ──
  7. 井上聡,木明学,樫森与志喜,神原武志(電気通信大学)
    相対速度に依存しない、ヒゲコウモリの標的間距離検出ニューラルメカニズム
  8. 遠矢周作,日下亜紀,巌佐庸(九州大)
    造血幹細胞システムに関する数理モデル
  9. 川口勇生,佐々木顕(九州大)
    異なる抗原タイプの共存可能性〜デングウイルス〜


10月16日(土)13:30--16:30 オーガナイズドセッション2             上へ

「カオス結合系」(オーガナイザー:巌佐庸)

  1. 守田智(静岡大)
    カオス結合系の挙動について(入門以前)
  2. 巌佐庸(九州大)
    ブナ林および熱帯林の一斉開花結実現象のマップモデル
  3. 合原一幸(東京大)
    カオス結合系と脳
  4. 金子邦彦(東京大)
    カオス結合系から複雑系生命科学へ


数理生物懇談会入会案内はこちら


ページのトップへ

ホームへ戻る