IPアドレス割り振り



/etc/hosts は IP アドレスとホスト名を関連づけているファイルです。 bio-math10 のこのファイルを覗いてみると、ずらーっと「192.168.2.」で始まる IP アドレスが並んでおり、 その横になんかいろいろ書いてます。 スペースで区切って左から順に、IPアドレス、(ホスト名)、エイリアスとなっています。 「#」以降はコメントとして扱われます。 bio-math10 では基本的に、利用者と MAC アドレスを記述しています。 例えばここに

192.168.2.234 duke.biology.kyushu-u.ac.jp duke # Duke 00:B0:D0:79:2E:69

と書いてあります。 この場合、「IP アドレス:192.168.2.234 は duke.biology.kyushu-u.ac.jp というホストに割り当てられており、 duke という短い名前でも呼べます」 ってことです。ホスト名は省略して(ついでにコメントも省略)

192.168.2.234 duke

のように書かれていることもあります。 このファイルに IP アドレスに対応するホストの名前(エイリアス)を書いておけば、 そのマシンでは 「duke = 192.168.2.234」という変換を勝手にやってくれます。 そのおかげで

ssh duke

と打つだけで、bio-math10 から duke へ移動できます。


このファイルは IP アドレスの管理用に利用されています。 IP アドレスはネットワーク上の住所ですが、同じ住所に2つのホストが住むことはできません。 ですので、研究室を出て行った人が使っていた住所には、行の頭に「#」を付けて「ここは空家です」としています。 新しいコンピュータを買ったりしてホストが新たに加わった時には、この住所一覧をチェックして空いてる住所をそのホストに与え、 このファイルにもそのように書き込みます。 決して現在使用中の IP アドレスを割り振らないように注意しましょう。 「空いてる IP アドレスを割り振って」 と言われたら、このファイルをチェックしましょう。


さて、このファイルはみんなが使っている Mac にもあります。 例えば PowerBook とPowerMac の間でファイルをやり取りしたりする時に、 IP アドレスをいちいち打ち込むのが面倒であれば、 お互いに簡単な名前を付けて両方の /etc/hosts に情報を登録しておけば便利です。

192.168.2.### uehara1
192.168.2.*** uehara2

などのように。 一度お試しあれ。



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