メンテナンス



開発者たちのたゆまぬ努力によって、日々バージョンアップを続けるソフトウェア。 これを進化と呼んでしまうと進化生物学者失格の烙印を押されてしまいそうですが、 絶えず新しいものが発生するウイルスに対抗するためにソフトウェアのセキュリティ面に改良が繰り返されていることを考えると、 そこにはまさしく進化という言葉が一番しっくりくるのではないでしょうか?


さて、研究室で使ってる共用計算機では Linux のたくさんあるディストリビューションのうちの Debian GNU/Linux(以下 Debian)という OS が使われています。 この Debian には apt (Advanced Packaging Tool) という便利なコマンドがあり、 これを使うととても簡単にソフトウェアのインストールを行うことができます。 では実際にこのたいへん便利なコマンドを使って、 日々アップデートされるソフトウェアを最新のものに更新する手順を以下に示します。

と思ったけど、まず apt では /etc/apt/sources.list にあるURLを参照し、 そこからパッケージをダウンロード & インストールするということを頭の隅っこにでも入れておいて下さい。


それを頭に入れたら実際の手順に移ります。することは簡単で、最初に

apt-get update

で利用可能なパッケージのデータベースを更新します。次に

apt-get upgrade

とします。すると既にインストールされているパッケージの新たなバージョンが出ていれば、最新版のパッケージをインストールしてくれます。

以上です。簡単ですね。


これを適度な間隔で行うか、あるいは日々目を光らせておいて、新しいパッケージが出た時に実行するようにして下さい。

あとは利用可能なパッケージの中でまだインストールされていないものがあれば

apt-get install パッケージ名

とすれば、簡単にインストールできます。


apt についてもっと詳しく知りたい方はこちらを読んで下さい。


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