数理生物学研究室イメージイラスト
2003/08/19 13:30 -, at Room 3631

Noise-reduction in gene expression and its limitation

東大・新領域創成 森下 喜弘

遺伝子操作に関する技術の発展によって、スイッチやオシレータといった 特定の機能を持った遺伝子ネットワークを人工的に構築することが可能となって きている。しかし、各遺伝子の発現量は大変揺らいでおりその原因を明らかにし、 抑制方法を考えることは大変重要な課題である。 本発表では遺伝子発現量の揺らぎに関する従来の研究を簡単にレビューするとと もに、遺伝子発現過程に新たな化学反応を付加することによって揺らぎが抑制可 能であることを示す。さらに、その抑制可能な限界を解析的に求める。