2005/01/28
15:00 -, at Room 1203
病原体・免疫相互作用モデルの数理解析
岡山大学・環境理工学部・環境数理学科
佐々木 徹,梶原 毅
病原体と免疫の相互作用を記述する数理モデルは, 古くは Anderson, May and Gupta がマラリアに対して構築したが, その後若干変更されたモデルが, HIV, B お よび C 型肝炎に対して適用されている. これらのモデルの数学的側面に 関して述べる. ここで主に注目するのは, 平衡点の安定性とパーシステンスで ある. また, これらのモデルの不自然な点を変更したモデルや, 時間遅れを 取り入れたモデルに関しても述べる.